Vol.1 やぶきた?やぶみなみ?

現在も栽培の75%程を占める日本茶の代名詞の品種。明治時代に杉山彦三郎さんが静岡県の津島神社の所有地で藪を切り開いて茶畑を作り、何種の中から2種を選びかつての藪の北側に位置した種を「藪北」、南側に位置した種を「藪南」と名付け栽培したところ、藪北が非常に優秀な種であることに気づきこれを広めました。

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vol.2 さくらみどりって何?

やぶ北と自然交雑し選定され、静7132と系統名が付けられた本品種。冷害・虫害・日照不足に強く味の良い品種として期待されました。
実際に作付けをしてみると新芽は赤みがあり、製茶の工程では緑茶とは違う良い香りが漂い、茶農家から疎まれ流通量が少なく品種名が付かなかった可哀想な品種です。

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vol.3 つゆひかりって何?

特徴が強い「静7132」と天然玉露とも呼ばれる「あさつゆ」とを掛け合わせて近年に改良された優良な品種。
やぶ北より成長が早い為、毎年初摘みの新茶として一番最初に製茶する緑茶。

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vol.4 毎年お茶の味が違うってどうゆうこと?

お茶は自然の中で生きているため、夏場の日照り・冬場の寒さ・春先の遅霜・新芽時期の雨量によって風味や味わいが大きく変化します。
品種によっても、新芽の伸びが早かったり、葉の厚みが変わったり、甘みが強かったり、渋みが強かったり、毎年違いがあります。

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vol.5 そもそも緑茶って?

緑茶は製法や仕上げによって様々な分類があります。実は緑色のお茶っ葉のことではなく、発酵しないように加熱した不発酵茶のことを緑茶と言います。
世界中にはいろんなお茶がございますが、白茶・青茶・紅茶・黒茶・黄茶などは発酵茶に分類されて発酵度合いや製法がそれぞれ異なります。

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vol.6 ほうじ茶って何?

ほうじ茶は煎茶や番茶を焙じたお茶のことです。ほうじ茶にも種類がたくさんありますが、当店のほうじ茶は一番茶の茎をメインに使用しているため、かりがね と呼ばれる種類に近い製法です。昔は製茶の過程で出る茎と育ち過ぎた葉を集めて作っていたほうじ茶。

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vol.7 抹茶入り玄米茶って何?

香り良く炒った玄米と熱湯で淹れてもえぐみが少ない良質の茶葉を使用し、良い香りと天然の緑色が鮮やかな抹茶とを合わせて作ったのが抹茶入り玄米茶。
起源は諸説ありますが古来から日本人になじみ深い米と茶。

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vol.8 和紅茶って何?

緑茶と比べると意外と歴史の浅い紅茶の文化。日本ではアッサム原種の栽培が困難で、品種改良が行われました。アッサム雑種に香りの良いダージリン種を
交配して生まれたのが「べにふうき」。日本の土壌で育てやすく栄養価が高いものの、紅茶にするには成分が濃すぎてなかなか良い紅茶が作れませんでした。

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vol.9 センティッドティーって何?

紅茶の世界では各地で花・果皮・スパイス・ジャムなどを入れたフレーバーティーの文化が生まれました。それを製品化する際に風味を安定させるのが香料。紅茶葉に良い香りのする香料を噴霧し着香させ見た目のためにフレーバーを混ぜたのが一般的なフレーバーティーですが、

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