現在も栽培の75%程を占める日本茶の代名詞の品種。明治時代に杉山彦三郎さんが静岡県の津島神社の所有地で藪を切り開いて茶畑を作り、何種の中から2種を選びかつての藪の北側に位置した種を「藪北」、南側に位置した種を「藪南」と名付け栽培したところ、藪北が非常に優秀な種であることに気づきこれを広めました。甘みと渋みのバランスが良く、香りとコクが特徴の素晴らしい品種です。
全国的に栽培されており土壌や栽培方法によって味わいも多種多様なので、旅に出かけた際に各地で薮北を試してみるのもおすすめです。